掲示板ダイジェスト・発達障害児の就学相談
2005年07月の書き込みです。
※ 今年度の対応については、教育委員会におたずね下さい。
●プー 題名:来年小学校入学予定のお子さんの保護者へ 投稿日 : 2005年7月15日<金>
〜ログ消失〜(平成17年の就学相談に関するお知らせ)
●ミニレインマンのママです プーさんへ 題名:Re:来年小学校入学予定のお子さんの保護者へ 投稿日 : 2005年7月17日<日>22時08分
鎌倉の教育委員会、はっきり言って子供と保護者への配慮不足だと感じました。
就学相談と看板を出していても、「相談」にならず、「現状の報告」を受けるのみで、前向きなお話もできず、5年前小学校入学時の「現状報告」となんら変わっていなくて、愕然としました。
お隣町の対応とは大違い。
>来週月曜日には第一回の就学指導委員会が開かれ、
>全ての委員が福祉センターに集まって
>現時点で就学相談を受けているお子さん全員の行動観察を行います。
これもおかしなもんです。
昔から行われていて、なんの進歩もありません。
ふだんの行動観察ならば、現在通っている園や小学校、養護学校に観察に出向くべきです。発達障碍を持つ子なら福祉センターに集められてもいつもと違う状況に戸惑い、いわゆる多動になってしまいます。
しかも、スーツ姿のおじさんばかりがどやどやと入って来て、無神経に近寄ってくるわけですから、当人にしたらものすごい恐怖感があるでしょう。
このあたりも、「仕事として子どもを見に現在通園している園や学校に出向くのが当然」と考える隣町と大きく違うところです。
当時者自己選択の時代、「園に、学校に来て普段の様子を見てください」と
声をあげていくべきだと思います。
●プー ミニレインマンのママですさんへ 題名:Re[2]:来年小学校入学予定のお子さんの保護者へ 投稿日 : 2005年7月18日<月>01時13分
>5年前小学校入学時の「現状報告」となんら変わっていなくて、愕然としました。
私自身は就学相談を受けたことはありませんし、「現状報告」という意味がよくわからないので、
的はずれな答えになっていたらごめんなさい。
多分、制度としては5年くらい前と特に変わっていないのだと思います。
もともと「就学指導」として、教育委員会が一方的に就学先を「指導」していたのを
「就学相談」と名前を変えて、保護者の意向を尊重するようになったのだと聞いています。
ここに子どもを通わせたいと思える学校がある方にとっては、
それなりに前向きな話し合いができるのではないでしょうか。
>ふだんの行動観察ならば、現在通っている園や小学校、養護学校に観察に出向くべきです。
確かにそう思います。
行動観察といっても実際には一人一人に十分な時間もとれないし、
委員全員が子どもたちの顔と名前を一致させるために集まるという感じのようです。
どちらかというと、普段と違う状況に置かれた子どもたちがどんな反応を示すのかを
観察する場になっているかも……。子どもたちにとってはいい迷惑ですが。
普段の行動観察は別の機会に行われている可能性もあるので
その辺はちょっと調べてみようと思います。
●ミニレインマンのママです プーさんへ 題名:Re[3]:来年小学校入学予定のお子さんの保護者へ 投稿日 : 2005年7月18日<月>13時28分
>普段の行動観察は別の機会に行われている可能性もあるので
>その辺はちょっと調べてみようと思います。
お忙しいのに恐縮です。でもどしどし疑問点を行政に問うことは大切なことだと思います。当事者はもちろんそうですがそれ以外の市民、支援者が問題意識を持ってくれることが。
ここ鎌倉にも心ある支援者が、保護者とともに支援教育が必要な児童のために行政に掛け合って下さる方もいます。
国が変われば、アメリカのある地域では親が学校に対して要求をするとき、間に弁護士かアドボケイター(支援者)が入るそうです。
訴訟国ではない日本で弁護士はちょっと引きますが、
日本でも他県によってはすでに支援コーディネーターか支援者が間に入り冷静に話し合いの場を持っていますよね。
学校支援ボランティアという取り組みも外の風をいれることで、
学級王国ですべての問題を抱え込んで悩む教師陣の
精神的な一助になることを期待します。
鎌倉市も何事も新しい事にチャレンジしてみる、そこからが第一歩、というスタンスを持ってくれるといいのですが。
(特別支援教育情報誌・月間実践障碍児教育8月号「LD/ADHD・アスペ・発達障碍のあるこの困り感に寄り添う支援を」の中の生涯支援の実践より一部引用)
●経験者 ミニレインマンのママですさんへ 題名:Re[4]:来年小学校入学予定のお子さんの保護者へ 投稿日 : 2005年7月19日<火>22時37分
昨年、子供に就学相談・就学委員会を経験させた者です。
うちの子の話ではないですが、個別に、委員さんが普段通っている
園に、行動観察に来たという話を聞いています。
以前、教育委員会に『福祉センターでの就学委員会を、それぞれの
子供が通っている園でできないか』と訴えたことがあるのですが、
(団体を通して)予算の兼ね合いや、いろいろな事情があり、「難
しい」というコメントを頂いたことがあります。
就学委員は、各学校の校長先生が主たるメンバーですので、学校の
スケジュールを考えると、子供が通っている園に来てもらうという
のは、難しいのかな…という気がします。
ベストな状態だけを見せて、学校生活で大変な想いをするより、大変
な状態を見せて、『この子にとって、ベターな環境にするには、どう
すればいいか』を、教育委員会と一緒に考えていくという姿勢でいる
方が、イライラしなくて済むかもしれません…
●プー ミニレインマンのママですさんへ 題名:Re[4]:来年小学校入学予定のお子さんの保護者へ 投稿日 : 2005年7月19日<火>23時13分
教育委員会の担当者に問い合わせてみました。
普段の行動観察として、現在子どもが通っている園に様子を見に行く、
園の担任の先生に普段の様子を聞き取り調査する、
ということは、以前から行われているそうです。
ただし、全員というわけではありません。
就学指導委員会で資料のみでは把握しきれないと判断した場合、だそうです。
就学相談に来ている方は、それぞれお子さんの状態も保護者の希望も違うし、
完全に個別の対応となり、全員が同じように相談を進めるわけではありません。
普段の様子については、保護者や園の先生方に詳細な資料を記入してもらいます。
先日福祉センターで行われた就学指導委員会での行動観察というのは
その資料の確認と顔合わせのために行うものであり、
委員会側も、その場ではいつも通りの行動が取れないことは把握しています。
当日落ち着きがなかったら通常学級は無理、などということはないそうです。
また、就学後のフォローとしては
5・6月頃に、以前通っていた園の先生を就学先にお呼びして、
学校でのお子さんの様子を見てもらい、具体的なアドバイス等をいただく、
ということも行っているそうです。
実際に学校生活が始まると、学校側もお子さんの状態を把握でき、
いろいろな問題点もはっきりしてくるので、有意義な話し合いができるそうです。
と、書いている内に経験者さんからの書き込みがありましたね。
実際の様子を伝えて下さり、ありがとうございます。
●ミニレインマンのママです 経験者さんへ 題名:Re[5]:来年小学校入学予定のお子さんの保護者へ 投稿日 : 2005年7月19日<火>23時40分
早速、ありがとございます。
>(団体を通して)予算の兼ね合いや、いろいろな事情があり、「難
>しい」というコメントを頂いたことがあります。
隣町では、「当然の仕事」として捉えています。
予算うんぬんは、「利用者」であり「支援を求める当事者」には話しませんでした。
>ベストな状態だけを見せて、学校生活で大変な想いをするより、大変
>な状態を見せて、『この子にとって、ベターな環境にするには、どう
>すればいいか』を、教育委員会と一緒に考えていくという姿勢でいる
>方が、イライラしなくて済むかもしれません…
私は逆に、「あるべき姿を見て、その方法論を学んで次に移行することが
「個別支援計画、あるいは移行計画」に結びついていくのでは・・と考えます。教育者と専門家、医療的ケアが必要な子にはドクターもいっしょに
支援していくことが本来の姿だと思いますし、地方都市ではすでに始まっています。
「ドクターの診断が下りている子」を支援しないというのは、
明らかに足が悪い人に、杖なしで歩いてみろ、と言っているようなものではないかというのは、ふだんから思っていることです。
うちの場合は小学校への就学相談は6年前におこなったので、
6年前の事情はわかりますが、今回中学入学の相談も6年前とほとんど進歩がなかったのがとてもショックでした。
外のいい部分を取り入れてほしいものです。
●経験者 ミニレインマンのママですさんへ 題名:Re[6]:来年小学校入学予定のお子さんの保護者へ 投稿日 : 2005年7月21日<木>23時09分
>私は逆に、「あるべき姿を見て、その方法論を学んで次に移行することが
>「個別支援計画、あるいは移行計画」に結びついていくのでは・・と考えます。教育者と専門家、医療的ケアが必要な子にはドクターもいっしょに
>支援していくことが本来の姿だと思いますし、地方都市ではすでに始まっています。
(私が把握している限りなので、間違ってるかもしれません。
先にお詫びしておきます)
個別支援計画については、養護学校に在籍のお子さんは、来年度から。
特殊学級に在籍のお子さんについては、再来年度から作成?実施?してい
くという情報があります。
何年後になるかわかりませんが、今までの特殊学級から、特別支援教室
に制度が移行するにあたり、特別支援コーディネーターの養成もすでに
実施されています。
隣町に比べたら、非常にゆっくりな歩みに感じるかもしれませんが
鎌倉市も発達障がい児に対する支援に本腰入れて取り組み始めています。
●ミニレインマンのママ 経験者さんへ 題名:個別支援計画 投稿日 : 2005年7月22日<金>22時49分
そうですね。
>個別支援計画については、養護学校に在籍のお子さんは、来年度から。
>特殊学級に在籍のお子さんについては、再来年度から作成?実施?してい
>くという情報があります。
文科省で打ち出しているので、鎌倉市も重い腰をあげることは
教育委員会の担当もおっしゃってました。
でも、アセスメントはしない、行動観察のみとの事なのでどんなものが出来上がるのだろう・・とちょっと心配です。
とある勉強会で、地方で試作的に行った(将来的な)支援計画を見せてもらいました。
フォーマットに記入し、写真も入ると分り易かったです。
いろいろと心配な点も残りながらの実地となりますが、
学校教育移行時や、日常的には人に子どもを託すときなどには
「これを」と渡して多くを語らずとも済むようになると思います。
自己紹介のできない息子がこのファイル一つ持って、作業所の転職が
ちょっとだけ安心してできるかもしれません。
>何年後になるかわかりませんが、今までの特殊学級から、特別支援教室
>に制度が移行するにあたり、特別支援コーディネーターの養成もすでに
>実施されています。
知人が千葉で支援コーディネーターをやっていますが、
鎌倉もいよいよですか・・
>隣町に比べたら、非常にゆっくりな歩みに感じるかもしれませんが
>鎌倉市も発達障がい児に対する支援に本腰入れて取り組み始めています。
一部支援者の人たちがとても、がんばって学校に入り、サポートをして下さっていることは伺っていますので、山が動くのもあともうひとがんばりでしょうか。
迷いますね・・。
●経験者 ミニレインマンのママさんへ 題名:Re[8]:個別支援計画 投稿日 : 2005年7月24日<日>22時40分
>山が動くのもあともうひとがんばりでしょうか。
昨年の12月には、「発達障害支援法」という、各自治体は
発達障がい者に対して、地域で暮らせるようサポートする為
の法律もできました。
拡大解釈すれば、発達障がいについて、世の中全ての人が
一般知識として、「知ってて当然」ということにつながって
いくのだと思います。
もうひと頑張りですね。
最終更新日:2006年06月02日
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