第1回鎌倉Kid's program
  「磯の生物観察」の感想

参加の保護者より

近いと海ってなかなか行かないもので、最近あんな笑顔見てなかったなと思うほど解放感に満ちた子供の姿を見て、参加して本当によかったと思いました。そして普段生活の流れに乗るのが精一杯でいつもキリキリしている自分が童心に返っていることに気付かされました。心のどこかに忘れ物してたのでしょうか…?親子共々、次回を楽しみにしています。(Hさん母)
鎌倉に住んでいながら夏でも海へ行くのは年にほんの数回。砂だらけのタオルや洋服の洗濯のことを思うとつい、足がプールへ向いてしまいます。岩をそっと退けると一斉に逃げ出す、カニや小さな魚たち。身近にこんなに素晴らしい遊び場を持っているのに放っておくてはありませんね!こども以上に親がたくさん学んだ半日でした。 海辺だけで終わらせず 最後にみんなの発表でまとめてくれたのもよかったと思います。次回も楽しみにしています。(Aさん母)
おかげさまで、子供も親もとても楽しく、またためになる貴重な経験ができました。今日真鶴にキャンプに来ていますが、さっそく磯で子供にいろいろおそわりました。また次回のプログラムを楽しみにしています。(Iさん母)
本日の第一回KKP、大変ありがとうございました。子供達にとってとても有意義な一日だったようです。レイチェルカーソンもこうやって磯の観察を毎日していたのかと思わず想像してしましました。私は、仕事のため、一足早く帰らせていただきましたが、本当にスタッフの皆様に感謝いたします。また次回のアウトリガーカヌーが楽しみです。(Sさん父)
鎌倉Kid’s program 第1回とても楽しかったです。お世話さまでした。あんな近くにあんな所があるとは知りませんでした。
カニだけでなく、小さな小さな魚がいてとても驚きでした。今度は、家族で行きたいと思いました。第2回、今からとても楽しみです。(Iさん母)

先日はありがとうございました。子供達はもちろん、わたしたち大人もすごく楽しかったです。スタッフの方の雰囲気もリラックスしていてすごくよかった。でも、リラックスしているように見えて、準備はたいへんなんでしょうね。ありがとうございました。さて、個人的反省として、ひとつ・・・・・。図鑑を持って行かなかったことが、とても残念でした。子供達は、もともと生き物が大好きで、生物の不思議な話(生態とか)が大好きだったので、もっと、本を持っていけばよかった。家に帰って、皆で調べましたが、かにの中にはよく覚えてないのもいて・・・残念。アメフラシについても、中に貝殻があったり、すごくおもしろい生き物だから、もっと調べて行けば、さらにおもしろかったかも・・・と、少し後悔しました。でも、家の近くだから、また行けばいいか・・・。すごく、いいきっかけになりました。寒かったですね。本当、スタッフのみなさんありがとう。すごく、楽しかったです。(Kさん)
盛りだくさんの企画で、大変ご苦労様でした。ただ、やはり天候の様子を見て、もう少し時間短縮してもよかったのでは、と思います。子どもは、夕方から38度の熱が出ました。あの気温では、そういうこともあり得るかと。またよろしくお願いします。(Nさん母)
参加のスタッフより

今日は大潮の和賀江島を子供達と探検しました。僕の担当は8人の3,4年生の元気な子達。ちょっと寒かったけど、岩をひっくり返してカニ、雨降らし、イソギンチャク、タコ、鉄砲エビ、ヒラメの稚魚、などなどいっぱい海の生物とふれあい、生き生きしていました。僕も今日初めて触ったものもあり(もしかして毒があるかな?・・と思っていたので)子供以上に楽しかったです・・他のスタッフもそうだったみたい。(中略)なんと言っても子供達&保護者の方々と一緒に地元の海を満喫出来たことが良かったです。いつもは海の上ですが、海の下の事が分かって楽しい一日でした。子供達の笑顔と自然に・・・Mahalo!!(KOCスタッフTさん)
想像以上にたくさんの生き物を見られました。(東京から参加のスタッフSさん)
■<指導者・長谷川先生より>・成長盛りの子供たちには、持って生まれた感覚、触れる・聞く・嗅ぐ・見る・味わうという、五感を使った暮し、遊びが欠かせません。でも身の回りに用意されている環境や遊具は、プラスチィク類、化学繊維類、奇麗にコウティングされた木材・金属類、豊かな五感が生かしきれないない物が多いですね。

・自然物からの刺激は、これらの人工物と比べ物にならないほど多様で複雑です。風・日の光・温度・水・石の重さ、ごつごつした感じ。生き物の手触り・動き・色・形・変な動き・びっくりする出来事。子供たちはこれらの五感と、こころの感覚であるセンスオブワンダー(さまざまな出来事を自ら見つけだし感動しうきうきする心)を発揮できる機会を、本当はどんなことにも増して求めているのです。今回、低学年の子供たちが多かったこともありますが、知識まったく無しで通したのも、磯という刺激的な自然の中で、これらの感性を思いっきり発揮してもらいたかったからです。

・体験を通して好奇心は自ずと芽生えます、知りたくなったらだれかと話したくなったり、調べようとするでしょう。「興味が湧いてきたものには、自分たちで名前を付けちゃえ」も情報がなければ楽しめないのではなく、自分が発信者になることが重要だという体験でした。それから家に帰ってもまだ素敵な体験は継続されるんですね、これが成長のために欠かせない、遊びから学ぶということだと思います(実は総合学習が求めているプロセスですが)。

・もう一つ忘れてならないのが、いろいろな人と出会い仲良くするという経験です。普段、子供たちは、気に入ったごく限られた友達としか遊んでいません。いきなり出会った見知らぬ人とどのように心を通わせるか、お互いを認め合って一緒に楽しく遊ぶにはどうしたら良いか、本来、子供にとって簡単なことですが、群れて遊ぶことの無い子供たちには、そういう機会が少ないのが現実です。こういうことも遊びを通して経験してくれたことが嬉しかったです。

・最後に、子供たちに素敵な経験をプレゼントしてくれる和賀江島の磯の生き物たちへんのこころづかいも大切です。子供たちをこれほどまでに育んでくれる磯の自然環境、と生き物たちが、私たちの行為によってだいなしになったのでは本末転倒です。いつまでも素晴らしい自然が保てるように、気配りをし、かわりなく残されるように見つめ続けてほしいと思います。

・最後に子供たちが生き物を元いた家(すみ場所)を一生懸命に思い出しながら帰して行く後ろ姿は頼もしかったです。またその後、転石の上に緑色のアオサ(海藻)が並んで見ることができて嬉しかったです。最初の約束(転石には上に住んでいる生き物、下に隠れてすんでいる生き物がいるから、ひっくり返したら元にもどしておく)を忘れなかった証拠だからです。みんなが転石に暮らす生き物の暮しぶりを理解し、できるだけインパクトを与えないということを経験の中で学んでくれたようです。




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