2003年8月7日(土)
シュノーケリング
鎌倉市材木座・和賀江島付近


もっともっと海と仲良くなるために、魚みたいに水中を動き回りたい。その方法が、シュノーケリングだ。マスクと足ひれ、そしてシュノーケルという道具を使えば、魚になったみたいに自由に泳ぎ回ることができる。でも、シュノーケルを使って呼吸するにはちょっとしたコツが必要。慣れないのに急に海で遊ぶと危険な場合もある。まずは大人の膝ぐらいの浅瀬やプールでトライしてみた方がいい。
今日はじめてシュノーケルをつける子どもたちが、ヒゲさんと材木座の海にやってきた。親はすぐにマスクをつけて水に潜らせようとするけれど、ヒゲさんは焦らない。持ってきたゴミ袋に空気を入れて海に浮かべ、「つかまって浮かんでごらん」と言う。こうやって水に浮かぶ感覚を知らせ、海を“気持ち良い場所”と感じさせることからスタートする方がいいんだって。・・ほんとだ。海の水を怖がっていた子も楽しそうに水に浮かびだしたよ。

海の水に慣れてきたら、マスクとシュノーケルをつけてみよう。最初、呼吸するのが難しかったらマスクを顔にあてて海中をのぞくだけでもいい。慣れるために、友達と水中ジャンケン、足指ジャンケンなどで遊んでみよう。水の中が見えるとどんなに便利かがわかるだろう。
次にシュノーケルをつけて、『水中スクーター』に挑戦。大人の腕に両手でつかまってごらん。最初はゆっくり、だんだん早く、大人が歩くスピードにあわせて体がスイ〜ッと水中を移動して最高に気持ちイイはず。もし一人で勝手に動きまわりたくなってきたら『ワニ歩き』だ。顔を海中につけて、手を使って歩いてごらん。ほら、海の中のいろいろなものが見えてきたよ。貝や魚と同じ、海中の世界の住人になった気分が味わえるだろう。
『ワニ歩き』をしているうちに、手が海底から離れて自然に体が浮き上がる感じもわかってくるはずだ。そうしたらしめたもの。足を動かしたり、手で水をかいたりして前にすすむことができる。子どもは興味があるものにひかれて、どんどん勝手に遊びだすだろう。この時、大人たちの手が届く範囲からはずれないよう注意が必要だ。海中は急に深くなることもある。すぐに立ち上がれる程度の深さの所で、自由に遊ばせよう。
マスクとシュノーケルに充分慣れたら、いよいよ足ひれをつけてみよう。バタ足の要領で足を動かすだけで、水中で早く泳いだり、深くもぐったりすることができる。これでカンペキに海の生き物の仲間入りだ。湘南には、シュノーリングで(ダイビング機材を必要とせずに)楽しめるスポットがいくつもある。あちこちの海にチャレンジしてみよう。でも、くれぐれも無茶はしないようにね。


 ↑ 始めはおっかなびっくり!  ↑ すぐに気持ちよ〜くプカプカ
 ↑水に慣れたらマスクをつけてみよう。  ↑ 大人の腕につかまって、水中スクーター
 ↑ 手だけ使ってワニ歩き。
 
 ↑あおやぎとあさり拾ったよ!
↑ よし!みんなで行くぞ!
↑ 見て見て!あそこ!!
 ↑ 足ひれも使えるようになれば、魚みたいに自由に泳げるぞ!
↑やった!魚とツーショット!

集合場所
材木座海岸 和賀江島の碑近く
時 間
1時30分集合 解散3時30分
持ち物
・濡れてもよいスニーカーや上履き、ウォーターシューズ
・水着、Tシャツなど(背中の日焼け防止)
・マスク、シュノーケル、あれば足ひれ
・軍手、バケツなど
・タオル、着替え、履き替えの靴
・傷テープ、薬品、洗い水などのケガ対策も
内 容
 1:30 集合、参加にあたっての注意など
 1:45 ビニール袋の浮き体験
 2:15 マスクの使い方講習
 2:30 シュノーケルの使い方講習
 3:00 自由に楽しんでみよう
 3:30 海からあがって解散
※シュノーケリング経験者は、上記メニューとは別のプログラムを実施


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