鎌倉子育てガイド
一期 第2回・・2002年5月25日(土)
アウトリガーカヌー体験
材木座海岸
参加:会員(小学生) 28名
スタッフ総勢 23名

「晴れていても沖の風が強いと舟が出せない場合がある」・・。最も天候が気がかりだった今回のプログラム。最高のカヌー日和に恵まれ、材木座海岸では、2艇の4人乗りアウトリガーカヌーと、20名を超える日焼けしたKOCメンバーが子どもたちを出迎えてくれました。
今回はアウトリガーカヌー体験に加えて、ビーチクリーンプログラムを実施。カヌー試乗だけでは待ち時間が長くなってしまうので、その時間を有効に使い、子どもたちに海とゴミについて考えてもらおうという企画。全員で準備体操をしてから、子どもたちはカヌー体験班とビーチクリーン班の2班に分かれて活動開始。
カヌー体験班は、さっそくパドルの使い方をKOCのお兄さんたちに教えてもらいました。波打ち際で練習してから、2人づつの組になってカヌーに乗り込みます。アウトリガーカヌーは、バランスを取るための浮きが本体の横に大きく張り出しており、かなり安定度が高いカヌーです。しかし相手はホンモノの海。全員救命ベストを身につけ、緊張の面もちで出航! 前後を頼もしいKOCメンバーに守ってもらいながら、かなり沖の方まで漕ぎだしていきました。無事に帰還後、「漕ぎ出す時はパドルが重かったけど、動いている時は軽かったよ!」「波がきた時、すっごく揺れた!」と興奮気味に話す子どもたち。「海は遠くから見ると青いのに、近くで見ると緑だったよ」と海の色がかわる事に気づいた子もたくさんいました。
一方、ビーチクリーン班はビニール袋を手に海岸のゴミを拾います。集合の合図とともに、ゴミを一箇所に集めてみました。「このゴミを自然のモノと人間が作ったモノに分けてみよう」・・やってみると、人間のゴミの方がはるかに多いことがわかります。「さて、こういうゴミが海の動物たちにどういう影響を与えるか知っているかな?」KOCが見せてくれた写真には、異物を飲み込んで死んだウミガメや、プラスチックの輪が口にはまってしまったアシカなど、無惨な動物たちの姿が写っていました。自分たちでゴミを集めた直後だけに、いつになく神妙に話に聞き入る子どもたちの顔が印象的でした。
海に出て沖からカマクラを眺め、そして人間の出すゴミと自然の関わりについて学び・・と、実に有意義な時間を過ごした子どもたち。最後はKOCのメンバーが「海よありがとう」というメッセージを込めた迫力満点の踊り『ハカ』を見せてくれました。「カヌーに乗るなんて一生に1度かもしれないから、いい経験だった」という子に「また乗ろう、と思えば乗れるよ!」と声をかけるKOCメンバー。こんな風に海を身近に感じて暮らせるカマクラの子どもたちは、きっと自然に対して畏敬の念と思いやりを持った大人に成長してくれることでしょう。今回のプログラムで感じたことを紙芝居にしてくれた子もいました(→こちら 他の感想はこちら
 ↑ まずは全員で準備体操  ↑ パドルの使い方を習ってからカヌーへ
 ↑ さっそうと漕ぎ出しました!  ↑ サーフボードに乗ったメンバーがフォローします
 ↑ 市長もカヌー乗りますか? さ、どうぞ!  ↑ 沖から鎌倉を眺めてみました。
 ↑ ビーチクリーン班は、まず海岸のゴミ拾い  ↑ 集めたゴミを分類すると・・?
 ↑ ゴミの前で、海の動物たちへの影響を学びます  ↑ 話に集中するこどもたち

集合場所
材木座海岸入り口近く
時 間
9時集合 解散12時15分
持ち物
・KKPユニフォームTシャツ ・濡れても良いスニーカーかアクアシューズ、ビーサン ・タオル ・上着、着替え一式(下着、靴下含む) ・長袖や帽子など日光対策 ・軍手(なくても可) ・ビニールシート、ビニール袋 ・飲料、軽食(水に入ると子どもはお腹がすく)
内 容
 9:00 集合・受付
 9:10 オリエンテーション(チーム分け、リーダーの任命)
 9:15 2グループに分かれて活動開始

  カヌー体験班、ビーチクリーン班の2班に分かれ、前半後半で交代する
 11:30 ふり返り・終了 


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