放課後や長期休暇に小学生が過ごす居場所事業。

鎌倉の学童保育状況
- 「子どもの家」は保護者の仕事や疾病などの事情で、家庭において適切な保護を受けられない子どもに対して家庭的な生活ができる場所を提供する、鎌倉市の事業です。公営公設かつ無料という独自の「鎌倉方式」で知られていましたが、平成15年度から有料になりました。
- 平成31年現在、市内には16箇所の子どもの家があります。
- H29年度より指定管理者制度が導入され、一部の施設では民間の管理・運営となっています。
- H30年度より、放課後そのまま校庭や体育館などで過ごせる「放課後かまくらっ子」の取り組みも始まっています。
- 子どもの家は専用施設、または小学校の余裕教室などを利用しています。専用施設から小学校への移転が順次進んでいます。
- 専用施設では「子ども会館」を併設し、これを利用する地域の子どもとの交流も行えます。指導員は、双方の施設の子どもたちを見ています。
- 入所対象は1〜3年生ですが、定員に余裕があれば4〜6年生も受け入れています。
- 利用児童に対して子どもの家のキャパシティが小さいため、お昼のお弁当の時間はとても窮屈そう。
- YMCAなど私立の学童保育では、受け入れ人数が制限されているのでちょっとのびのび感があるみたい。
- 学童代わりに中学受験モードになり、週数日、塾に通ってしのいでいる人も多いです。
- 当初子どもの家の利用登録がいっぱいと聞き、働きだす時期をずらしましたが、年度の途中から登録できました。
- 子ども自身があまり行きたがらなくて、塾やおけいこ、お友だちの家と併用でした。それでも長期の休みは本当に助かりました。
- 我が家はおけいこごとを掛持ちしてやりすごしました。お迎えは日替わりで行き先が変わるので大変でしたが、学校から子どもの家も遠く心配でしたので仕方ありませんでした。
- 子どもの家の雰囲気になじめずに子どもが行くのを嫌がるようになり、家で過ごすようにしたけど、結局仕事を減らしました。
- 子どもが一人で過ごせるようになるまで仕事を辞めてしまった人もいます。
入所申し込み
- 申し込む前に、あらかじめ見学したり先輩ママに様子をたずねるなどしておくとよいでしょう。見学は職員や利用児童の邪魔にならないよう気をつけましょう。
- 利用には事前の申請が必要です。鎌倉市青少年課(電話0467-61-3886)が窓口です。
- 入所申請はいつでもできますが、新年度の受付は11〜12月に一斉に行われます。申請期間の前に「広報かまくら」に詳細が掲載されます。
- 希望者には青少年課との面談が設けられます。特別に相談したいことがあれば申し出ましょう。
- 広報かまくら(鎌倉市)
- 10月頃、子育てコーナーに子どもの家の入所申し込みの詳細が記載されます。
- 子どもの家・子どもひろばについて(鎌倉市)
- 子どもの家の利用、入所申込み、子どもひろば(アフタースクール)について。
利用上の注意
- 生活上のいろいろな規則は施設ごとに異なる部分があります。詳しくは直接問い合わせましょう。
- 夕方の延長利用では、保護者か代理人のお迎えが必要です。
- 病気などで休む日や、習い事などの都合で早く帰る時刻については、保護者が子どもの家に連絡しておきましょう。
- おやつは保護者(父母会)や指定管理者が用意しています。おやつ代は利用料とは別に掛かります。
- 夏休みなど学校が休みの日や、給食がない日に、午前中から来所する児童にはお弁当を持たせます。
私立の学童保育・居場所事業
- 私立の学童保育や居場所事業も少しずつ増えてきました。
- 利用料は高額になりますが、習い事のプログラムや送迎サービスを行っているところもあります。
- 利用登録ができなかった、児童が「子どもの家」になじまない、居場所以上のサービスを希望する等の場合は利用を考えてみるのもいいかもしれません。
- 夏休みや春休みに、屋外や子どもの家等で体験プログラムを実施可能なグループもあります。
このページの情報は、「子どもの家」に子どもを通わせている父母に取材の上掲載しています。入所を希望される方は必ず鎌倉市こどもみらい部青少年課(電話0467-61-3886)にお問い合わせ下さい。