鎌倉市の保育園状況
- どの園も近くの緑地など自然環境に恵まれ、よくお散歩しているのを見かけます。
- 2024年1月現在、市内には分園(年齢別)も含めると、市立4園と私立25園あわせて29園の認可保育所、認定こども園7園、小規模保育施設4園、家庭的保育施設1園があります。
- 各園の受け入れ状況・待機人数は鎌倉市のホームページで公開されています。
- 市立園だった山崎保育園はH20年4月から、寺分保育園はH24年度から民営化され私立園となりました。
- 大船保育園は2025(R7)年度までに運営を民営化して私立園となる予定です。
- 市立園の腰越保育園は2024(R6)年4月から運営を民営化して、公私連携型保育所のキディ腰越保育園になりました。
- 玉縄幼稚園は、2024(R6)年4月より認定こども園になりました。
- 市立園の給食調理は民間委託されました。
- 市立園の場合、3歳児から毎日、主食(ご飯、パン等)を持参しますが、「主食代(月750円)」を負担した希望者には、園から主食が提供されます。
- 市立園の保育方針は、鎌倉の恵まれた自然の中で、のびのびと健やかに育てる感じ。冬も薄着で過ごし、海や山へも歩いていきますよ。
- 私立園は宗教関連の法人や医療法人が設立母体になっているなど、特色ある保育を行っているところが多いです。
- 認可外保育施設(無認可保育園)で認可保育所並に預かってくれるところはほぼありません。
鎌倉市内の保育所・認定こども園・小規模保育施設・家庭的保育施設(2024年4月)
- 認可保育所(市立)
- 由比ガ浜保育園、深沢保育園、大船保育園、岡本保育園
- 認可保育所(私立)
- 鎌倉浄明寺雲母保育園、うちゅう保育園かまくら、保育所のぞみ、富士愛育園、鎌倉おなり保育園、佐助保育園、キディ腰越保育園、梶原の森たんぽぽ保育園、寺分保育園、山崎保育園、たんぽぽ共同保育園、まんまる保育園、ピヨピヨ保育園、北鎌倉保育園さとの森、大船ひまわり保育園(本園・分園)、保育園みつばち、聖アンナの園、プレップおおぞら保育園、清心保育園、グローバルキッズ大船園、こばとナーサリー、オランジェ、岩瀬保育園、明照フラワーガーデン保育園
- 認定こども園
- 七里が浜楓幼稚園、アワーキッズ鎌倉(本園・分園)、アワーキッズ大船、おおぞら幼稚園、鎌倉みどりこども園、玉縄幼稚園
- 小規模保育施設
- てつなぐ腰越保育室、キンダークリッペにしかまくら、きみのまま保育園、保育室ハピネス
- 家庭的保育施設
- 育ちあいの家おなり
- 公立保育園について(鎌倉市)
- 鎌倉市立保育園の保育内容。
- 保育所等入所申込みについて(鎌倉市)
- 年度毎の入所申込の案内で、詳細な「入所申込のしおり」「利用調整基準表(入所優先の点数表)」などが公開されている。
- 入所受け入れ人数・入所保留状況集計について(鎌倉市)
- 「受入れ可能状況(見込み人数)」「待機者人数」が月ごとに集計された表。
- ここdeサーチ(福祉医療機構)
- 全国共通の子ども・子育て支援情報検索・閲覧システム。保育所等の情報を行政がまとめて公表。
未入力で検索出来ない項目があったり、施設ではなく管理者の電話番号・住所が掲載されている場合あり。
保育園の種類
- 認可保育所(公立保育園・私立保育園)は、国が定める基準を満たして県知事に認可された保育施設です。
- 認定こども園は保育園と幼稚園の機能を一体化した施設です。県の認可・認定あり。鎌倉では全て私立。
- 地域型保育事業は、待機児童問題や様々な保育ニーズに対応するため、0〜2歳児を保育所よりも少人数で保育するもの。県ではなく市の認可です。
- 小規模保育施設は「地域型保育事業」のうちの一つで、少人数制(6~19名)の保育園です。鎌倉では全て私立。
- 家庭的保育施設は「地域型保育事業」のうちの一つで、5名以下を保育者の居宅等で保育します。
- 認可外保育施設は県や市の認可を受けていない保育施設です。いわゆる無認可保育園。詳しくは下の項目をご覧くださいね。
保育園の種類による違い
認可保育所等 | 認可外保育施設 | |||
---|---|---|---|---|
施設種類 | 認可保育所 | 認定こども園 保育園枠 | 地域型保育事業 (小規模・家庭的) | 認可外保育施設 (無認可保育園) |
入園条件 | 保育に欠ける状態 | 保育に欠ける状態 | 保育に欠ける状態 | 希望者が入れる |
対象年齢 | 0歳~入学前 一部園は2,3歳まで | 0歳~入学前 | 0〜2歳 | 施設により異なる |
認可 | 神奈川県 | 神奈川県 | 鎌倉市 | 無認可 |
入園申込み | 鎌倉市が窓口 | 鎌倉市が窓口 | 鎌倉市が窓口 | 施設に直接申し込む |
保育料支払 | 鎌倉市に支払う | 施設に直接支払う | 施設に直接支払う | 施設に直接支払う |
0〜2歳児 保育料 | 保護者の所得に応じて設定 給食費含む | 保護者の所得に応じて設定 給食費含む | 保護者の所得に応じて設定 給食費含む | 施設により金額が異なる 市民税非課税世帯のみ月42,000円まで無償化 |
3〜5歳児 保育料 | 無料 給食費は別途徴収 | 無料 給食費は別途徴収 | − | 施設により金額が異なる 月37,000円まで無償化 |
- 0〜2歳児:3歳誕生日後の3/31まで
- 3〜5歳児:3歳誕生日後の4/1から、就学まで(年少・年中・年長の3年間)
- 鎌倉市内保育所等の紹介(鎌倉市)
- 保育園の種類と一覧(認可・認可外)。
保育料と無償化
- 認可保育所等の保育料は市が補助を行っているので市立・私立を問わず一律。保護者の所得(市民税の父母合計額)によって決まります。
- 0〜2歳児の給食費は保育料に組み込まれています。3〜5歳児の給食費は実費で徴収されます。大体月5000円程度です。
- 無償化により、認可保育所等の3〜5歳児の保育料が無料になりました。延長保育料、実費徴収分は無償化の対象外です。
- 認可外保育施設の利用料は、「保育の必要性の認定」があれば無償化対象です。
- 無償化については別ページにまとめました。保育内容や費用を幼稚園と比較したページもあります。個々のケースについては、鎌倉市や園にお問合せを。
- H30年4月より、同一世帯で同時に2人以上の子どもが保育園・幼稚園・認定こども園等に在園している場合、保育園に入所する第2子目以降の保育料は無料になりました。
- 保育料(利用料)について(鎌倉市)
- 鎌倉市の公立保育園、私立保育園、認定こども園、小規模保育事業所などの保育料。
認可外保育施設について
- 「幼稚園・認可保育所・認定こども園・地域型保育」以外で、保育を行なうことを目的とする施設を総称して「認可外保育施設」(いわゆる「無認可保育園」)といいます。神奈川県では「私設保育施設」と呼んでいます。
- ベビーシッターも、制度上は「認可外の居宅訪問型保育事業」として認可外保育施設に含まれます。
- 幼児教育等を目的にしている施設でも、就学前の児童を1日4時間以上、週5日、年間39週以上、施設で親と離れて預かるのが常態となっている場合は、認可外保育施設の扱いになります。
- 地域の企業が共同で設置・利用し、地域の子どもも受け入れる「企業主導型保育施設」も認可外保育施設の一種です。
- 企業や病院内の従業員向け保育所のうち、一部は「地域型保育事業」として市の認可を受けていますが、それ以外は認可外保育施設です。
- 認可外保育施設は、市を通さずに個人契約のため、入園時期や手続きはそれぞれです。
- 保育時間や内容はさまざまです。認可園と同等のところ、一時預かりだけのところ、幼稚園や幼児教室に近いところなど。目的に合わせて使い分けましょうね。
認可外の届出保育施設について
- 認可外保育施設には、「届出保育施設」と「届出対象外保育施設」があります。
- 届出保育施設は、施設型でも訪問型でも、子どもを1人以上保育する施設で、県に届け出をしています。設備や保育者数等で県の監査を受けています。
- 届出があり、所在地の市町村の確認を受けた施設は「幼児教育・保育の無償化」の対象となります。ただし、保育の必要性の認定がない子どもが利用する場合は対象外です。
- 届出対象外は、店舗内保育(顧客の子どもだけ一時預かり)、親族間の預かりあい、イベント等の一過性の場合など。県の監査の対象ではありません。
- 従業員向けの事業所内保育所は、以前は届出対象外でしたが、現在は届出の対象となっています。
- 幼稚園類似施設や幼児教室も保育施設として届出を行うことで、幼保無償化の対象になっています。
制度上は同じ「届出保育施設」ですが、このページ下の一覧では保育目的と教育目的の施設は別に分類しています。
認可外保育施設を選ぶ時は
- 不幸な事故が起こらないよう、保育施設を選ぶときは充分に注意して!
- 自治体等のホームページにある認可外保育施設(届出保育施設)の一覧は玉石混交。自治体の基準を満たして助成を受けている施設もあれば、監査で指摘を受けた施設もあり、チェーン保育所、事業所内、ベビーホテルなども含まれていて、保育内容や保育の質、安全性に大きな差があります。また、届出時点の情報から職員の数や保育内容が変わっている可能性もあります。
- デパート、映画館、自動車教習所などの利用者向け託児所は届出対象外保育施設です。自治体はノーチェックなので注意すること。
- 施設利用にあたっては、厚生労働省作成の「よい保育施設の選び方 十か条」などを参考に、必ず自分の目で施設を見学し、保育内容を確認したうえで施設を選択してくださいね。
- ここdeサーチ(福祉医療機構)
- 全国共通の子ども・子育て支援情報検索・閲覧システム。保育所等の情報を行政がまとめて公表。
- よい保育施設の選び方 十か条(厚生労働省)
- 子どもの安全や健康面、健全な発達のためによりよい保育施設を選ぶときのチェックポイント。
- ベビーシッターなどを利用するときの留意点(厚生労働省)
- ベビーシッターやマッチングサービスを安全・安心に利用するためのチェックポイント。
入園申し込み
- 入園申請はいつでも受け入れられますが、最も入園しやすいのは年度が替わり、園児が卒園・進級する「4月」です。
- 認可保育所、認定こども園(保育所部分)、地域型保育事業の入園手続きは市立、私立とも市役所のこどもみらい部保育課が窓口。入園希望の方はまずこちらで、詳しい説明を受けます。
- 4月入園の受付は例年11月頃に一斉に行われます。「広報かまくら」や鎌倉市ホームページに詳しい日程が掲載されます。
- 申し込む前に、あらかじめ保育園を見学したり先輩ママに様子をたずねるなどして、希望保育園およびその順位を決めておきましょうね。見学の申し込みは直接園に電話で。
- 入園希望園は4園まで記入できます。第一希望の園に欠員がない場合は、第二、第三、第四希望の園になる場合もあります。
- 入園が内定すると市役所から電話が行き、追って正式に書面で入園通知が送られてきます。また、面接の日時の連絡もあります。
- 2月(日時は指定)に入園予定園にて面接が行われます。市立園の場合、書類(家庭の状況、連絡先、子供の今までの成育歴などを記入)を持参し、それをもとに、保育士、看護士、栄養士の先生達と今後の保育園での生活についての相談を行います。入園に際して準備するものや慣らし保育についての説明もあります。私立園はそれぞれ。いずれの場合も、子供の状況について心配なことがある場合はこの時に相談を。
- 保育所等入所申込みについて(鎌倉市)
- 年度毎の入所申込の案内で、詳細な「入所申込のしおり」「利用調整基準表(入所優先の点数表)」などが公開されている。
- よい保育施設の選び方 十か条(厚生労働省)
- 子どもの安全や健康面、健全な発達のためによりよい保育施設を選ぶときのチェックポイント。
入園グッズ
- 袋物や布団カバーなど手作り品が必要な園もありますね。洋裁が苦手な方は、お手伝いしてくれるお店がありますよ!
- 上履き、文具、手作り通園グッズ、子供服など、園生活で必要な品を扱っているお店一覧は当サイト内の別ページへ。
慣らし保育
- 保育園入園直後は「慣らし保育」と言って、まず短時間の保育からスタートすることになります。
- 鎌倉市立保育園の場合、0・1・2歳児クラスは10日程度、3・4・5歳児クラスは7日程度。私立の場合、園により異なります。
- 慣れるのに時間が掛かる子は半日保育をしばらく繰り返すなど、子どもにより実際に掛かる日数は変わります。予定通りにいかないことも覚悟して。
0・1・2歳児クラスのスケジュール例
日程 | 保育時間 | 保育内容 |
---|---|---|
1日目 | 9:00〜10:00 | 9時登園、おやつのみ。食べたらすぐお迎え。(低年齢児の場合、親が同席することも) |
2日目 | 9:00〜10:30 | 9時登園、おやつのみ。食後に少し室内遊びなど。 |
3・4日目 | 9:00〜11:30 | 9時登園、食事開始。 |
5・6日目 | 申請時間〜14:30 | それぞれの登園時間から食事・お昼寝終了まで。 |
7日目 | 申請時間〜15:30 | それぞれの登園時間から午後のおやつまで。 |
8日目 | 申請時間どおり (最長17時まで) | 朝から午後のおやつ、その後の遊びまで。 |
9日目 | 申請時間どおり | 通常保育。 |
3・4・5歳児クラスのスケジュール例
日程 | 保育時間 | 保育内容 |
---|---|---|
1日目 | 9:00〜10:30 | 9時登園。 |
2日目 | 9:00〜12:00 | 9時登園、食事開始。 |
3日目 | 9:00〜14:30 | 9時登園、お昼寝開始。 |
4日目 | 申請時間〜14:30 | それぞれの登園時間から食事・お昼寝終了まで。 |
5日目 | 申請時間〜15:30 | それぞれの登園時間から午後のおやつまで。 |
6日目 | 申請時間どおり (最長17時まで) | 朝から午後のおやつ、その後の遊びまで。 |
7日目 | 申請時間どおり | 通常保育。 |
通園にあたってのアドバイス
- 保育園は、子どもが一日の活動時間の半分以上をすごす重要な場所となりますので、まず、保護者が保育園をよく理解するよう心がけましょう。
- 行事、保育参観、クラス懇談会等は、園の保育方針や日頃の子どもの様子を知るよい機会です。できるだけ参加するようにしましょう。
- 親子ともに安心した保育園生活を送るためには、保育者との信頼関係が第一。保育士の先生は、大事な子どもを共に育てる「子育てのパートナー」と考え、日頃からコミュニケーションに努めましょう。時間がない場合は、連絡帳のやり取りだけでも欠かさないように。
- 家庭では早寝早起きの規則正しい生活リズムを心がけましょう。朝食も大切。必ず何か食べさせてから登園して。
- 爪はきちんと切ること。他の子に危害を加える心配だけでなく、本人も怪我をすることがありますよ。
- 集団の中で長時間活動すると、子どもはとても疲れるもの。余裕のある時は、少しでも早くお迎えに行くよう心がけて。また、特に保育園生活に慣れるまでは、園に通わない日(土日など)は休息日と考えてゆったり過ごすなど、疲れを週明けに持ち越さないように。
- 朝元気に登園しても、園で具合が悪くなり「お迎えコール」がかかって来た時は、すぐに保護者の誰かが迎えに行かなくてはなりません。そのような事態にも備え、保育時間中は必ず連絡がつくようにして。事情により連絡がとれなくなる日は、事前に担任に理由と代わりの連絡先を伝えておくこと。
- 登降園時の車・自転車の利用については、各園決まりがある場合が多いので、確認の上、ルールはきちんと守りましょう。当然ながら、違法駐車は厳禁。
- 仕事と育児の両立は慣れるまでが大変。子どもの急な病気など、家族だけでは乗り切れない場合も多いです。ファミリーサポート、非営利の保育サービスなど、入園前に調べておくと安心。ページ下関連記事を参照してね。
このページの情報は、市役所のこどもみらい部 保育課と、実際に保育園に子どもを通わせている父母の声をあわせて掲載しました。入園を希望される方は必ずこどもみらい部 保育課にお問い合わせください。